
戦争が起きて、暴落が来るかと思いきや、大きく下げては戻す。そんな落ち着かない相場が続いています。
Xのタイムラインでも「ブラックマンデーだ!」と騒がれていましたが、その渦中にいながらも、今回は自分でも驚くほど冷静に相場を眺めていました。
むしろ「もっと下がれ」「一度しっかり崩れてくれ」と思っていたくらいです。
なぜここまで冷静でいられたのか。今のPF(ポートフォリオ)と現金設計を見ながら整理してみます。
■ 今回の結論
結論から言うと、今回の相場で冷静でいられた理由はシンプルです。
生活防衛費をしっかり確保したうえで、暴落時にだけ使う専用資金を別で持っているから。
さらに、その資金を投入する条件もあらかじめ決めています。
つまり、下落相場が来たときに「どうしよう」と悩む状態ではなく、「条件が来たら動く」「来なければ動かない」という形にしているわけです。
■ まずは今のPFを確認
まずは、現在の資産配分です。

あらためて見ると、やはり現金の比率がかなり大きいです。
資産運用だけを考えれば、もっと株式側に寄せてもいいのかもしれません。
それでも今の私は、あえてこの現金を厚めに持っています。
■ 現金の内訳
現金の中身は、先月末時点で以下のようになっています。

ここで大きいのは、①生活防衛費をしっかり確保しつつ、⑤暴落時資金を別枠で持っていることです。
*この暴落時資金には、仮想通貨の誤売却で生じた330万円も含まれています。
ややイレギュラーな現金ではありますが、今は「次の下落で使うための資金」として扱っています。
■ 暴落時資金は“待機資金”
この⑤暴落時資金は、その名の通り本当に暴落したときにだけ投入する資金です。
NISA枠を埋めるための現金や、生活費を支えるための現金とは完全に別で考えています。
逆に言えば、暴落が来ない限り、この現金はほとんど日の目を見ません。
その意味では「もったいない現金」でもあります。
ただ、私の中ではこの“もったいなさ”こそが、精神安定のためのコストでもあります。
■ 事前に決めている投入ルール
さらに私は、この資金を投入する条件もあらかじめ決めています。
- 株式資産が目標から30%目減りしたら 3分の1
- 45%目減りしたら さらに3分の1
- 60%目減りしたら 残りの3分の1
つまり、暴落時にその場の気分で判断するのではなく、下落率に応じて機械的に動く前提です。
だから世間で「暴落だ」と騒がれるたびに、私の中ではむしろ
「まだ30%にも届かないのか」
という見え方になります。
毎回そこまで下がる前に戻してしまうので、最近は「今回も発動せず終わるのか」と見ていることの方が多いです。
■ 暴落相場が“お祭り相場”になる理由
生活防衛費をしっかり持ち、そのうえで暴落時専用の資金まで用意していると、世間で阿鼻叫喚になっている相場が少し違って見えてきます。
普通は下落相場は「含み損が増える怖い時間」ですが、こちらに十分な待機資金があると、下落はチャンスの接近でもあります。
だから今回のように、相場が大きく崩れそうで崩れず、結局戻していく展開を見ると、焦るどころか少し拍子抜けするわけです。
暴落時資金を持っている人間からすると、暴落相場はある意味で“発動条件を待つ相場”になります。
■ 無職になる前から考えていたこと
無職になると決めたとき、私が一番避けたかったのは、資金繰りでメンタルを削られることでした。
そのため、資産計画はかなり保守的に作っています。
- 年金は0想定
- 生活防衛費は5年分
- 旅行費や余裕資産も別管理
- さらに暴落時資金も確保
正直、かなり現金過多です。
運用効率だけを考えれば非効率なのは分かっています。
それでも私は、暴落が来ても耐えられるPFを優先しています。
■ 今回の相場で実感したこと
今回の相場で、自分の中にあったのは不安よりもむしろ
「もっと下がったらようやく出番なのに」
という感覚でした。
そして急回復すると、少しがっかりしている自分にも気付きました。
この反応を見たとき、あらためて思いました。
私は今、メンタル面ではかなり安定している。
もちろん、稼げるなら稼ぎたいという気持ちはあります。
ただ、それ以上に大事なのは、相場に振り回されて精神的に削られないことです。
■ 私が重視しているのは“攻め”より“守り”
私の中では、資産運用の優先順位はかなりはっきりしています。
利益を最大化することより、メンタルにダメージを受けないこと。
そのために現金を厚めに持ち、生活防衛費も十分に確保し、暴落時資金も別で置いています。
こうした設計があるからこそ、相場が荒れても感情が大きく揺れないのだと思います。
今回の相場で実感したのは、資産額そのものよりも、どういう形で持っているかの方が、精神面にはずっと効いてくるということでした。
ま、実際に暴落相場が来て運用資産が半分になったときにも同じことを言っていられるのか?
それは実際にその時が来たタイミングでまた記事にしてみたいと思います。
