
現在、40代・無職としてFIRE生活を送っています。
確保している生活防衛費については、利息分くらいは働いてもらおうかなと思い、5年定期に移し始めていました。
その際、防衛費を一括で動かすのではなく、毎年約1年分ずつを5回に分けて、順次5年定期へ入れるラダー運用を想定しています。
このラダーが完成すれば、毎年満期が来るため、常に1年分の現金は動かせる状態になります。
そうした中、SBI証券のサイトを眺めていたところ、個人向け国債の案内が目に入りました。
2026年6月募集の固定5年・第183回は、税引前利率が年1.86%。
私が利用している口座の定期預金の利率は、現時点で5年で年1.3%。
それを見て、
「定期預金ではなく個人向け国債でいいのでは?」
と気になってしまいました。
生活防衛費は、無職にとっての安定剤
私にとって生活防衛費は、無職生活を続けるための物理的かつ精神的な支えです。
これがあるおかげで、運用資産が下落している局面でも、慌てて資産を売却せずに済みます。
生活費を確保したまま相場の回復を待てることは、無職生活を続ける上で大きな安心材料です。
そのため、生活防衛費についてはリスクなど不要。
まずは元本保証。
そして、必要な時にすぐ動かせることを重視しています。
ただ、全部を普通預金に置いておくのは、あまりにもったいない。
だからラダー式に定期預金へ入れ始めていたわけです。
個人向け国債のデメリットは、自分には小さいかも
そうした中、興味を惹かれた個人向け国債。
調べてみると、一応デメリットと言われるものもあります。
① 発行から1年間は、原則として中途換金できません。
ただ、私の場合は生活防衛費を一括で入れるつもりはありません。
毎年5分の1ずつ入れるラダー式が完成すれば、その時点で1年未満となるのは、原則として直近に購入した5分の1だけです。
残りの部分は中途換金できる状態になるため、自分の運用では致命的な問題になりにくいと思います。
② 中途換金すると、直前2回分の各利子(税引前)相当額に0.79685を掛けた金額が差し引かれます。
私が生活防衛費に求めているのは、あくまで元本保証です。
そもそも、よっぽどのことが無い限り、ラダー式にしておけば中途換金が必要になることもないはずです。
中途換金時には調整額が差し引かれますが、元本部分の価格は変動しません。
そう考えると、自分にとっては許容範囲です。
預金とは別枠で考えられるのもいいのでは?
もう一つ気になったのが、銀行預金との違いです。
銀行預金は、預金保険制度によって、1金融機関ごとに元本1,000万円までと利息等が保護されます。
一方で、個人向け国債は預金ではありません。
日本国が元本の償還と利子の支払いを行う商品です。
満期時には額面金額で償還され、中途換金時も元本部分の価格は変動しません。
1,000万円以上だから口座を変えて分散しなきゃ……などの面倒もありません。
もちろん、信用リスクはあります。
ただ、日本国債が危ない状況なら、国内の銀行預金も完全に無傷とは考えにくい。
そう考えると、自分の生活防衛費の置き場所として、個人向け国債を選択するのは、わりとありな選択肢に見えてきました。
さらに、私の預けている定期預金では、預けている間は利息の引き出しはできません。
一方で、個人向け国債では半年ごと、年2回利子を受け取れます。
現在、私は利金系は全部オルカンに投入しようとしているので、国債のように半年ごとに利息をもらえるほうが、生活防衛費の運用としては合っているようにも思います。
要は、元本は維持しつつ、生活防衛費にも少し働いてもらう。
そして、その働いた分を燃料として、私の運用エンジンである株式資産へ投入する。
こうして考えると、少なくとも現在利用している定期預金と比べて、個人向け国債にも十分魅力があるように感じます。
まずは一部だけ移してみたい
とはいえ、今の定期預金を解約してまで、いきなり個人向け国債へ移すつもりはありません。
制度を理解することと、実際に使いやすいかは別です。
購入手続き、利払いの確認、満期管理、中途換金の流れ。
このあたりは、実際にやってみないと分からない部分があります。
なので、まずは次回ラダーへ追加する分から、個人向け国債も候補に入れてみようと思います。
生活防衛費の安心感を維持したまま、少しだけ働いてもらう。
今の自分には、そのくらいの距離感がちょうど良さそうです。
今回の話は、投資商品として個人向け国債を勧めるものではありません。
あくまで、無職生活を続けるための生活防衛費をどこに置くか、という私自身の現金管理の記録です。
ただ、定期預金だけで考えていた生活防衛費の置き場所に、もう一つ選択肢が増えた感覚はあります。
こういう小さな見直しを続けながら、無職生活を長く続けられる形を整えていきたいところです。
参考にした公式情報
